Power
Transmission & Distribution
送配電とは


私たちが毎日何気なく使っている電気は、発電所から直接届いているわけではありません。
発電所から一次変電所、配電用変電所と、電圧を少しずつ下げながら電気を送っていきます。
そして、柱上変圧器でさらに電圧を下げ、小売店や各家庭に送られているのです。
発電所と各変電所をつなぐ送電線の建設工事、保守整備を行うのが送電工の仕事。
主に40~60mほどの高さがある鉄塔が仕事場です。






- 主な仕事
-
- 鉄塔の基礎、組立工事
- 電線の架線工事
- 送電線の保守点検作業
- 送電線の災害復旧 など
電気を各家庭に送るために、電柱や電線の保守整備、新設を行うのが配電工の仕事。
人々の暮らしに直結する仕事です。






- 主な仕事
-
- 電柱を建てる
- 電線を張る
- 変圧器などの機器取付
- 配電線の災害復旧 など
送電ミッション
日本で最も広大な敷地面積を誇る北海道。しかし、その電力系統規模は360万kW程度と、他の地域と比べてとても小さいという特徴があります。電力系統規模が小さいと困るのが災害などで電気が不足した時。北本連系という北海道と本州の間で電気を送り合える連系設備があるのですが、電力系統規模が小さいと送ることも受けることもわずかしかできません。
その問題を解決すべく挑んだのが「新北本連系プロジェクト」。それまで最大60万kWで構成されていた連系設備に、新たな送電線を結ぶことで最大90万kWの電気を流そうという計画でした。工事期間は約5年。青森と函館を結ぶ、大がかりな作業は困難と緊張の連続。それでも、多くの協力を得ながら作業を進め、2019年3月、無事に運転開始となりました。そして現在、電力供給の更なる安定化と、再生可能エネルギー導入拡大によるCO2削減を目指し、「新々北本連系プロジェクト」に挑んでいます。2028年3月には北海道と本州間の連系設備容量は+30万kW、総容量120万kWにまで拡大することができます。
どんなときも北海道で暮らす皆さまが安心して過ごせるように、私たちの挑戦はこれからも続きます。
配電ミッション
現在北海道では、北海道新幹線のトンネル工事や千歳市内の最先端半導体工場の建設など、北海道の未来を左右する大がかりな建設工事が多数進められています。このような大規模工事にも、当然電気は必要不可欠。工事現場となる土地は、これまで電気が通っていなかった場所も多く、建設工事を始める前に電気を不自由なく使える状態にする必要があります。実は、その作業を担っているのは配電工。工事現場に新たに電柱を建て、電線を張り、電気の道を作っています。
また近年は、太陽光発電所などの再生可能エネルギー関連設備への配電線接続工事も増えています。再生可能エネルギーのポテンシャルが高い北海道は、今後ますます関連設備が増えていくことでしょう。新たな発電所や設備ができると、大きな電気を流したり、流れが変わったり、電気を流す環境にはいくつもの変化が起こります。その変化に対応した設備への更新工事も、配電工が担っているのです。
家庭やオフィス、街路灯など、いつもの暮らしを支えることも配電工の大切な仕事。しかしそれだけではなく、北海道の未来を左右するような大規模なプロジェクトにも、配電工の卓越した技能とチームプレーは欠かせないのです。私たちはこれからも、電気を届け、電気で未来をつないでいきます。

SO&HIGH PROJECTの
関係会社の中には、
女性の活躍に向けて、
雇用環境の整備を進めている
会社があります。